【とっておきメモ】広島森翔平が恩師と仰ぐ山口高志氏「体をもっとプロらしく」あえて厳しく

プロ初勝利のウイニングボールを手にポーズを決める広島森(撮影・森本幸一)

<とっておきメモ>

<中日1-3広島>◇7日◇バンテリンドーム

初勝利を挙げた広島森翔平投手(24)が「恩師」と仰ぐのは関大・山口高志アドバイザリースタッフ(72)だ。同校OBで元阪急の剛球投手、引退後は阪急、オリックス、阪神で投手コーチも務めた山口氏は16年からアドバイザリースタッフとして、指導に携わる。「一番彼の人間的に良いのは優しいところ。でもプロで野球をするには(優しさは)1つもいらんこと。優しさは良いように、はたらかない。それと体ももっとプロらしいものにしないといけない」。プロ50勝を挙げた山口氏は心身ともにまだまだ成長が必要だと、あえて厳しい言葉で語った。今後の活躍に期待するところは「家を建てられるくらいできたらいいな」。森の1勝目は始まりに過ぎない。【広島担当 前山慎治】