東大エース井沢駿介「最少失点に抑えれば、接戦にできる」6年ぶりの明大から勝利逃すも自信得た

明大対東大 プロ志望届を提出した東大・阿久津(左)と井沢は、2戦目に向け笑顔でガッツポーズ(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:明大3-3東大>◇第1週第1日◇10日◇神宮

東大が2点のリードを守れず、9回規定により引き分けた。明大相手の勝利になっていれば、16年春の2回戦以来6年ぶりのことだった。

1点の先行を許した直後の3回2死一、三塁から重盗を決めてまず同点に。なおも阿久津怜生外野手(4年=宇都宮)の右前打、中井徹哉遊撃手(4年=土浦一)の二塁打と続けて2点を勝ち越した。

プロ志望届を提出しているエース井沢駿介投手(4年=札幌南)が立ち上がりから力投。5回1死二塁で1点を失い追いつかれたが、7回途中まで3失点と踏ん張った。課題の制球力に成長を見せて与四球はわずかに1、カットボールも効果的だった。

井沢は「今日みたいに長打を打たれず(二塁打1本だけ)最少失点に抑えれば、接戦にできる。これからも今日みたいな投球ができれば」と自信をつかんだようだった。