慶大、東大に5年ぶり敗戦 10安打しながらあと1本出ず「ベンチの失敗。そこが敗因」堀井監督

5回裏慶大2死、右越えソロ本塁打を放つ萩尾(撮影・鈴木みどり)

<東京6大学野球:東大4-3慶大>◇第2週第1日◇17日◇神宮

慶大が17年秋の開幕戦以来5年ぶりに、東大に敗れた。

10安打しながら要所であと1本が出ず、相手には暴投で2点を与えるなど投打に精彩を欠いた。堀井哲也監督(60)は「投手交代、スチールの失敗などベンチの失敗。そこが敗因です」と話した。

4番を打つ萩尾匡也外野手(4年=文徳)は、5回に通算7号ソロを放ったが、逆転には導けなかった。「(東大の)井沢(駿介)投手は外にカットボール、まっすぐをしっかり投げ切れる。そこを振らされている。次に来ると想定して、割り切って行かないと」。次戦に向けての対策を話した。

前回東大に敗れた17年秋は、黒星スタートに奮起して逆転優勝をつかみとった。堀井監督は「それよりもまず明日。明日のことしか考えていない」と話していた。