【日本ハム】新庄監督が清宮幸太郎に20発指令「四球はダメだぞ。ガンガンいけと伝えた」

ティー打撃する日本ハム清宮(撮影・黒川智章)

日本ハム新庄剛志監督(50)が、清宮幸太郎内野手(23)に20発指令だ。今季最終戦の2日西武戦(ベルーナドーム)で「1番サード清宮」の起用を決定。「『四球はダメだぞ。ガンガンいけ』と伝えた」と打席に立つ機会を増やすことで、目標達成を後押しする。

1番での先発出場は、今季14度目。8月3日ソフトバンク戦(札幌ドーム)では、1試合2本塁打を放っている。今季最終戦を残し、チーム最多の18本塁打と既にキャリアハイを更新している清宮だが「清宮君に20本を狙わせる」とBIGBOSS。区切りのいい数字をクリアすることで、来季への自信につなげて欲しいとの親心だ。

来季から本拠地となる北広島市の新球場「エスコンフィールド北海道」は、右中間が狭く、引っ張りの左打者には有利なつくりになっている。現在は打率2割2分1厘の清宮だが、BIGBOSSは「(打球が)スタンドに入ることで打率も上がる。そういう意味では、めちゃくちゃ期待している」。今季最下位からの巻き返しへ、左の和製大砲の飛躍は欠かせない。

チームは1日、札幌ドームで約1時間半の全体練習を行い空路、試合のある東京へ移動。三塁でノックを受けた清宮は、全体練習後も入念に打撃フォームを確認するなど、最後にグラウンドを後にした。「全打席ホームラン狙いで」と新庄監督。豪快なスイングを期待した。【中島宙恵】

○…ベテラン宮西が3度目の左肘手術に踏み切った胸中を明かした。9月30日からネットスローを解禁。8月10日に出場選手登録を外れたタイミングで、球団に手術を相談したという。「肘の影響でいろいろなところに弊害が出ていた。手術するときも本来ならシーズン終わってからという形だけど、これまでを加味して(球団は)いいですよ、と言ってくれたから感謝ですよね」と話した。

○…根本が、目標の3勝目到達でシーズンを締めくくる。今季最終戦の西武戦(ベルーナドーム)に先発。前回登板で打たれたカーブを修正。今季は12試合に登板(先発10試合)し2勝3敗、防御率2.43を残している。「最後、目標なので、勝って終わりたいです」と気持ちを入れ直した。

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