12日に開幕するソフトバンクとのCSファイナルステージ(京セラドーム大阪)に先発予定のオリックス山本由伸投手(24)が、必勝宣言だ。初戦を任されたエースは「絶対に勝ちたい」とキッパリ。ソフトバンクはポストシーズン18連勝中、4番の柳田悠岐外野手(34)はレギュラーシーズンから4戦連発中だが、NPB初の2年連続「投手4冠男」が、鷹の勢いを止めて日本一へ突き進む。
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エースの眼差しは真っすぐだった。決戦を控えた24歳右腕が、語気を強める。
「とにかく集中して頑張りたいという気持ちです。(連覇したが)みんな切り替えている。ワイワイした雰囲気は全くない。集中している空気感です」
大逆転連覇から10日後のマウンドとなる。相手はペナントレースを僅差で競り勝った2位ソフトバンク。ポストシーズン18連勝中の強敵に「すごくチーム力のあるチーム。短期決戦でもすごく力を発揮するチームなので、とにかく勝てるように頑張ります」と立ち向かう。
CSファーストステージは「少しずつ」と映像で確認中。9日に柳田が放った満塁ホームランなどに「野球ファンとして、お~! みたいな(笑い)。さすがでした。やっべ…みたいな感じ。(打球が)えぐかったです」とおどけた。
優勝したことで1勝分のアドバンテージが与えられており「初戦を取ると、かなりリードになると思う。絶対に勝ちたい」と力を込める。エースの奮闘で「1アドバンテージ+1ヨシノブ」と、日本シリーズ進出へ突き進みたいところだ。
前日会見に出席した中嶋監督は「目の前の試合を1つ1つ勝っていって、最後(日本)シリーズまで行けるように頑張りたい」と腕を組んだ。昨年のCSファイナルでは途中出場の小田が“サヨナラバスター”を決め、最短3試合で日本シリーズ進出を決めた。今季も中嶋マジックに注目だ。悲願の日本一へ-。王者は歩みを止めない。【真柴健】