東農大北海道オホーツク2年連続の神宮大会王手 金子隼人サヨナラ打「なんとか前に飛ばそうと」

星槎道都大対東農大北海道 9回裏東農大北海道1死一、三塁で右前にサヨナラ適時打を放ち、ベンチに向かってガッツポーズする金子(撮影・山崎純一)

<明治神宮野球大会・北海道地区代表決定戦:東農大北海道オホーツク5-4星槎道都大>◇第1戦◇14日◇網走呼人

東農大北海道オホーツク(北海道学生)が星槎道都大(札幌学生)をサヨナラで下し、2年連続の神宮切符に王手をかけた。

1点を追う9回裏1死一、二塁で、主将の3番彦坂慧一郎二塁手(3年=豊橋中央)が右前に起死回生の同点適時打。さらに1死一、三塁から4番金子隼人一塁手(3年=帝京八王子)が、高めに浮いたチェンジアップを捉え、右前にサヨナラ適時打を放ち勝利を決めた。彦坂は「絶対負けられないと思っていた。1番、2番がつないでくれて、得点圏のチャンスで回してくれたので絶対やってやろうという気持ちだった」。金子は「みんながつないでくれたのでなんとか前に飛ばそうと思った」と振り返った。

15日の第2戦に勝利すれば明治神宮大会(11月18日開幕)の代表権をつかむ。三垣勝巳監督(42)は「(相手は)切り替えて全力で来ると思う。我々も食らい付いてやるしかない」。金子は「勝たないと神宮には行けない。まず明日の試合入りから全力で。4年生のためにも、応援してくれる人のためにも戦いたい」と意気込んだ。