立大・荘司康誠、145球粘投も延長10回決勝打浴び力尽く「あのまま抑えて勝ちたかった」

早大対立大 立大先発の荘司(撮影・浅見桂子)

<東京6大学野球:早大4-2立大>◇第6週第1日◇15日◇神宮

立大はドラフト上位候補に挙がる荘司康誠投手(4年=新潟明訓)が投打に活躍しながら、延長10回の末に競り負けた。

荘司は9回、西武が1位に挙げる早大・蛭間拓哉外野手(4年=浦和学院)に対し、152キロをマークして左飛に打ち取った。それが続く10回、先頭を歩かせたあとに、二塁打を浴びて決勝点を奪われてしまった。計145球を投げたが、勝利をつかむことができなかった。

「相手の反応で、だんだん合ってきていると思った。自分の中では、最後まで投げきるつもりでした」。荘司がこう話した。7回の打席では自ら通算3号となる勝ち越しのソロ本塁打も放った。「あの打席は2死で走者もいなかったので狙いました。あのまま抑えて勝ちたかった。四球を出したのが自分の弱さなのか」と悔やんだ。