【ソフトバンク】千賀滉大が海外FA権行使へ「まだやれることある」チーム改善案話し合う意向も

14日、CSファイナルS第3戦で力投するソフトバンク千賀滉大

ソフトバンク千賀滉大投手(29)が15日、今季中に取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使することを明言した。クライマックスシリーズのファイナルステージ敗退が決まり「自分の中では、6年くらい言っていますし、今さら変わることはない。行使は絶対します」と話した。

千賀は17年オフから米移籍を希望してきたが、球団はこれまで一貫してポスティングシステムを利用しての移籍を認めてこなかった。今季中に海外FA権を取得できることも考慮され、昨年オフには選手自身が契約を見直したり破棄できる異例の「オプトアウト」付き年俸変動制5年契約を結んでいた。

権利の行使を明言した上で「チームのためにまだぼくがやれることはあると思う。そういうことのために、いろんな人とコミュニケーションを取れたらと思います。(改善点は)めちゃくちゃある。もっとチームを支える選手が出てこないと」とも話した。エースとして、チームの未来のために、改善案などを球団と話し合っていく意向も明かした。

今季は3年ぶりに開幕投手を務め、防御率1・94は先発に定着した16年以降で自己最高をマーク。11勝を挙げて球団では5人目となる7年連続2桁勝利も達成した。CSでも西武とのファーストS初戦で白星。ファイナルSでは0勝3敗で迎えた第3戦で7回途中無失点と好投し、チームを初勝利に導いた。2年ぶりのリーグ優勝、日本一の夢には届かなかったが、次は自身の夢に挑む。

◆千賀滉大(せんが・こうだい)1993年(平5)1月30日生まれ、愛知県出身。蒲郡から10年育成ドラフト4位でソフトバンク入団。12年4月に支配下選手登録。16年から7年連続2桁勝利。19年9月6日ロッテ戦でノーヒットノーラン達成。19年のシーズン奪三振率11・33はプロ野球記録。19年最多奪三振、20年は最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振の3冠。17年WBC日本代表。21年東京五輪金メダル。186センチ、92キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸6億円。既婚。

◆育成からメジャー 千賀は10年育成ドラフト4位でソフトバンクに入団。これまで育成ドラフト入団選手が大リーガーになった例はない。11年育成ドラフト1位でDeNAに入団した冨田康祐投手が15年1月、レンジャーズとマイナー契約を結んだが、メジャーに昇格できなかった。

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