ドラフト上位候補の慶大・萩尾匡也「浮いたらいこうと思って」9回2死から同点弾もサヨナラ負け

慶大対明大 9回表慶大2死二、三塁、萩尾は中越え同点3点本塁打を放つ(撮影・浅見桂子)

<東京6大学野球:明大4-3慶大>◇第6週第2日◇16日◇神宮

慶大が土壇場の粘り腰を見せて同点としながら、最後は明大に振り切られた。

3点差を追う9回2死二、三塁だった。ドラフト上位候補に挙がる4番萩尾匡也外野手(4年=文徳)が4球目のカットボールを捉えた打球は、直後にバックスクリーンまで飛んでいた。2試合連続となる今季4号3ラン。あと1人で追いついた。

萩尾は「3番の広瀬(隆太一塁手)から、同じ球を続けてくるというアドバイスがあった。低めは捨て、浮いたらいこうと思って、狙いました。ちょっと低かったですが」と振り返った。

その1発は実らず、サヨナラ負けとなって、勝負は今日17日の3回戦に持ち込まれた。敗れれば、優勝争いから脱落してしまう。萩尾は「目の前の試合を勝ちきりたい」と話した。