<プロ野球ドラフト会議>◇20日
国学院大の田中千晴投手(4年=浪速)は巨人が3位指名し交渉権を獲得した。
最速153キロ右腕で、キレのいいフォークに緩いカーブも使い、緩急で打者を翻弄(ほんろう)する。
田中がドラフト候補に名乗りを上げたのは、今春だった。右ひじの故障を乗り越え、2年秋以来、3季ぶりの公式戦マウンドに上がると、自己最速153キロをマーク。開幕前、鳥山泰孝監督(47)の語った「うちの秘密兵器」という言葉通りの投球だった。
春は5試合に登板するも勝利を挙げることはできなかったが、夏は1日3時間の投げ込みで体力強化。フォームも安定。秋は主戦投手としてチームのためにマウンドに立っている。
優しい表情とは裏腹に、芯の強さは誰にも負けない。国学院大進学もスポーツ推薦ではなく「どうしても国学院大でやりたい」と勉強し、指定校推薦で入学した。「闘志を持って自分のボールを投げきりたい」。プロの世界でも、堂々と「自分のボール」を投げきる。
大阪・堺市出身、189センチ、85キロ、右投げ右打ち。