プロ野球ドラフト会議は20日午後5時から開かれる。
BC新潟の小池智也外野手(23=法大)はリーグ1年目の新人ながら野手部門MVPを獲得したスラッガー。打率3割6分4厘で北地区の首位打者と打点王(47打点)の2冠に輝いている。高校生では田中晴也投手(日本文理)と茨木秀俊投手(帝京長岡)の指名が注目される。新潟明訓卒の荘司康誠投手(立大)は楽天が1位指名を表明している。
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ドラフトを翌日に控えた19日も小池は練習に集中していた。「ホンマに明日(20日)、ドラフトあるんか? という感じ」と平静な顔を作った。この日は長岡市越路河川公園野球場脇で体力トレーニング。グラウンド内ではティー打撃を繰り返した。モットーは「必死」。練習メニューに必死の形相で取り組んでいた。
大卒新人ながらBCリーグ22年シーズンの野手部門MVPを獲得した。北地区の首位打者と打点王のタイトルホルダーになった。7月2日福島戦ではBCリーグ史上7人目のサイクル安打も達成したが、満足はしていない。本塁打がシーズン3本でプレーオフでは1本に終わった。「打撃がセールスポイントだと思っているが本塁打が少なかった」と本塁打量産を課題にしている。
もっともBCリーグ1年目で成長も実感していた。野球に取り組む姿勢が変わった。「投手への対応。走塁と守備は1歩目の意識。学生の頃とは大きな違い」。長いシーズン中はウエートトレに時間を割けなかったが、オフは筋トレでパワーアップするつもりだ。「体重を増やしたい。夕食は米を2合以上食べている」と言う。
今日20日も午前中は通常通りにトレーニングする。しかしドラフト会議が始まれば心臓の鼓動は速く、強く打ち続けるはずだ。「指名されたら1軍で活躍するのが夢。明日(20日)は、祈りたい」。吉報が届くことを願っていた。【涌井幹雄】
◆小池智也(こいけ・ともや)1999年(平11)5月24日生まれ、大阪府出身。八戸学院光星(青森)-法大。野球は大阪・八尾市の南高安小時代に八尾ファイターズボーイズで始める。外野手。180センチ、82キロ。右投げ右打ち。
○…BC新潟にはドラフト指名を待つ選手がひしめく。藤原大智外野手(22=創価大)は両打ちで今季3割3分7厘の打率を残し、29盗塁。50メートル5秒8、遠投110メートルの俊足強肩の外野手でリーグのベストナインに選出されている。投手では下川隼佑投手(22=神奈川工科大)と上村知輝投手(22=創価大)の2人も指名候補。右下手投げの下川には複数の球団が興味を示している。
○…県関連で注目度が高いのは日本文理・田中晴也投手と帝京長岡・茨木秀俊投手だ。今夏の新潟大会決勝で投げ合った2人の本格派には全12球団が注目している。2人とも意識が高く、高校野球引退後はトレーナーの指導の下での体力強化などプロ入り後を念頭に置いてトレーニングを積んでいる。田中は「プロに入って2、3年で活躍できるように」と言う。会議が始まるのは放課後。茨木はクラスメートとともに学園祭の準備をした後に指名を待つといい、「今は楽しみが大きい」と話した。