<プロ野球ドラフト会議>◇20日
巨人がドラフト1位で交渉権を獲得した高松商(香川)・浅野翔吾外野手(3年)の父幹司さん(53)も、感激の様子だった。
同校の校長室で母美枝さん、弟太智君と中継を見届け、「ほんとに夢のような今日の抽選でした。自分の子でないみたいな感覚で。まだ、夢心地というか、信じられない感覚です」。
小学6年時には「屋島シーホークス」で監督を務め、温かくも厳しい目で見守ってきた。浅野は調子を落とせば真っ先に相談する相手に、父を挙げる。
浅野は「自分の一番の指導者。アドバイスで調子が戻ったこともあった」と感謝。父は「野球については自己流で教えてきた。高校では長尾先生。次のステップでは原監督。これからは人生の先輩として、精神的な部分でケアしていければ」と語った。