<プロ野球ドラフト会議>◇20日
新潟大会準優勝の帝京長岡・茨木秀俊投手(3年)は阪神から4位指名を受け、同校初の指名選手になった。
イスに座った茨木は野球部員68人と一緒にテレビ画面を見守る。名前が読み上げられるとナインは雄たけびを上げたが、本人は放心したようにイスに座ったまま。「5巡目か6巡目で呼ばれればいい方だと思っていたので、うれしさで固まってしまった感じ」。
帝京長岡からプロ野球選手第1号になる。「先発ローテーションを任される選手になりたい。最多勝を狙う」と喜びの衝撃から覚めると希望で胸を膨らませた。北海道出身だが、甲子園に行くために見知らぬ土地に飛び込んだ。しかし今夏は、初進出した県大会決勝で涙。「高校で甲子園に行けなかった悔しさを、甲子園で晴らす」と話した。帝京長岡のユニホームは阪神と同じ縦じまだ。
直球の最速147キロの右腕。夏の県大会決勝で敗れた日本文理の田中晴也投手(3年)がロッテに3位指名された。リーグは違うが茨木は強烈なライバル心を燃やす。「高校では負けてばかりだったので、次に戦ったら負けない。絶対勝つ」。リベンジの思いはモチベーションになる。【涌井幹雄】