【ドラフト】オリックス2位内藤鵬、夢の500本塁打へ早くもラオウ杉本に弟子入り志願

国産プロペラ旅客機「YS11」を背に写真に納まる日本航空石川・内藤は、オリックスから2位指名を受ける(撮影・江口和貴)

<プロ野球ドラフト会議>◇20日

日本航空石川の内藤鵬(ほう)内野手(3年)はオリックスが2位で指名し、交渉権を獲得した。

内藤鵬内野手が「500本塁打」の大きな夢を描いた。高校通算53本のスラッガーは指名を受けて万感。「ずっと迷惑をかけて、苦労して育ててくれた。お父さんとお母さんにはたくさん伝えたいことがあるけど、まず何より『ありがとう』と言いたいです」と顔を紅潮させた。

両親は中国出身。経済的に恵まれず、小学生の時に「プロになって親孝行」と誓いを立てた。父はうるさく言うことなく、陰ながら応援し、好きな道を歩ませてくれた。その苦労を知っているから頑張れた。

ソフトバンク1位の誉・イヒネ・イツア内野手(3年)と同じ中学軟式「東山クラブ」では一層の努力を重ねた。納得いくスイングができるまで眠らなかった。愛知から越境して進んだ日本航空石川でも同じ。中村隆監督(38)が「朝も夜も練習。本当にすごい。あんな選手はいない」と舌を巻く練習量で成長した。

憧れは同じ右の大砲の西武中村や巨人中田翔。中村の打撃を研究している。「力感なくインパクトで100%の力を伝える。理想です」。その中村も目指す500本塁打への道のり。「調べたら偉大な選手しか到達できていない。通算500本塁打を目標に長い間、活躍してその目標を達成したい」。王貞治の868本塁打を筆頭に、過去7人しかいない記録挑戦に腕ぶした。

オリックスでは昨年の本塁打王、杉本に弟子入りを希望。「遠くに飛ばせる打者。杉本さんにいろいろ聞いて学びたい」と目を輝かせた。「鵬」の由来は、中国の伝説にある巨大な鳥。能登の空からプロへ羽ばたく。【柏原誠】