<プロ野球ドラフト会議>◇20日
東北福祉大(仙台6大学野球)から3年連続で複数選手指名だ! プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が20日、都内で行われ、184センチの長距離砲、甲斐生海外野手(4年、九州国際大付)がソフトバンク3位指名を受けた。走攻守3拍子そろった杉沢龍外野手(4年、東北)はオリックス4位指名。入山海斗投手(日高高中津分校)がオリックスから育成3位に指名された。20年以来、同大学から2選手以上がプロ入りを決めた。
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上位指名に甲斐は驚きを隠せなかった。「こんなに(指名が)早く…。信じられない。すごくうれしい」と率直な心境を口にした。出身地・九州の地元球団であるソフトバンクからの3位指名。夢にまで見たこの瞬間をかみしめた。「高校生の時からプロになりたいと思っていた。1軍で活躍している姿を見せたい」と抱負を語った。
左の大型スラッガーだ。今秋リーグ戦で最多本塁打賞(3本塁打)、最多打点(16打点)の打撃タイトル2冠に輝いた。「長打力が持ち味。本塁打にはこだわってやっていきたい」と力を込めた。理想の打撃像にはヤクルト村上宗隆内野手(22)の名を挙げた。「1球で試合を決められる打者になりたい」と気持ちを引き締めた。
挫折を乗り越え、プロの扉を切り開いた。大学2年の頃。祖父母と父が他界。精神的に野球を続けることができず、約2年はバットすら握れない状態だった。復帰したのは4年春から。「球がすごく速く感じた」。ブランクを埋めるために努力を重ねる日々。今秋のリーグ戦で結果を残し、夢を実現させた。「これまで支えてくれたお母さんとお姉ちゃんに『やったよ』と伝えたい」と笑顔を見せた。【佐藤究】