ロッテドラ1専大・菊地吏玖、延長11回途中まで2失点の力投も敗戦「自分のせいで負けた」

東洋大対専大 先発し力投する専大・菊地吏(撮影・保坂恭子)

<東都大学野球2部:東洋大5-3専大>◇第5週第1日◇22日◇UDトラックス上尾スタジアム

ロッテから1位指名を受けた専大・菊地吏玖投手(4年=札幌大谷)が力投したが、延長タイブレークの末に敗れた。勝てば優勝が決まる一戦だったが、黒星を喫した。

初回はマウンドに合わず、2安打に四球がからんで2失点。2回からは「しっかり(軸足で)立つことを意識した」と修正。10回1/3を6安打5失点、153球の熱投だった。

ピンチで気迫の投球を見せ、何度もほえた。「最初マウンドに合わず、強い球が投げられなかった。(優勝へ)有利な状況だったが、自分のせいで負けた」と反省。

視察に訪れたロッテ榎スカウト部長は「ピンチでギアを上げて空振り三振がとれる強さは魅力。先発もリリーフもできるタイプ」と評価した。