【オリックス】12回幻の勝ち越し…暴投で二塁走者がホームインも、ボールがベンチに入りボールデッド

ヤクルト対オリックス 12回表オリックス2死二塁、打者紅林の時、木沢の暴投で本塁へ向かうも、審判に三塁へ戻るよう指示される二塁走者佐野皓(撮影・鈴木みどり)

<SMBC日本シリーズ:ヤクルト3-3オリックス>◇23日◇神宮

延長12回に球場が騒然とするシーンがあった。2死二塁で、ヤクルト木沢の打者紅林への5球目はホーム手前で大きくバウンドし、捕手中村も捕球できずバックネット方向へ転々。その間に二塁走者の佐野皓が三塁を回り、さらにホームを陥れた。

大喜びのオリックスベンチ。だが、ボールがヤクルトベンチに飛び込んだため、その時点でボールデッドと判定され走者は三塁に戻された。オリックス中嶋監督が審判に説明を求めたものの、走者三塁で再開。結局無得点に終わった。

◆投手の投球がベンチに入った場合 公認野球規則5・06(b)にあり、打者に対する投手の投球がスタンドまたはベンチに入った場合は、ボールデッドになり、1個の塁が与えられる。その際の進塁は、投球当時の走者の位置が基準となる。今回は佐野皓が二塁から一気にホームインしたが、進塁は1個しか与えられないため、三塁に戻されることになった。

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