<とっておきメモ>
ヨシノブが2年連続、日本のエースの称号を手にした。シーズンで最も活躍した先発投手に贈られる「沢村賞」の選考委員会が24日、都内で行われ、オリックス山本由伸投手(24)がパ・リーグ史上初めて2年連続で選出された。今季は受賞基準7項目中、5項目をクリア。22日のヤクルトとの日本シリーズ第1戦(神宮)で左脇腹を痛めて緊急降板したエースは、早期回復に努めて登板機会をうかがう。
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最速159キロを計測するオリックス山本は、メジャー球団の注目度も高い。ただ単にスピードボールを投じるのではなく、球威、球質、キレ、打者との間合いなど、全ての完成度がハイレベルだからこそ見る人をうならせる。
そのことは十分に承知の上、野球少年の気持ちを代表して聞いてみた。「速い球を投げるコツは…?」回答は意外だった。
「速い球を投げようとしないことですね!」
詳細をたずねると「(打者を)抑えようとした途端に、ガクッと崩れてしまう。それが一番ダメですね。ゆっくり焦らず、いつも通りに投げる。マウンドは緊張もあるけど、意地になって抑えようと思わないことですね」と笑顔で教えてくれた。
日常の受け答えからも感じるが、自然体こそすべて-。感じる不安を自信に変えるまで、練習を積んでいる。【オリックス担当=真柴健】