【阪神】岩崎優「1度も経験できていない“アレ”目指して」FA宣言残留「やっぱり達成したい」

FA宣言しての阪神残留が決まり会見する岩崎(代表撮影)

阪神は24日、岩崎優投手(31)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使した上で残留すると発表した。4年総額8億円の大型契約で合意した。「1度も経験できていない“アレ”を目指して頑張ります」と岡田節を拝借しV宣言。ブルペンの柱として、プロ10年目の来季もフル回転の決意だ。(金額は推定)

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新生岡田阪神の始動初日に、吉報が届いた。今季国内FA権を取得していた岩崎が、残留することが決定。兵庫・西宮市内の球団事務所で取材に応じ「FA宣言をした上で、残留することに決めました」と表明した。球団とは複数回の交渉を重ね、4年総額8億円(金額は推定)の大型契約で合意。FA権行使申請の解禁後に権利は行使し、「宣言残留」の形となる。

決断の理由は“アレ”だ。「タイガースでまだ優勝してない。やっぱり、達成したい」。球団を通じては「1度も経験できていない“アレ”を目指して頑張ります」とコメント。嶌村球団本部長も「優勝するためには、“アレ”するためには、あんたが必要やっちゅうところは(伝えた)」と熱意を持って交渉にあたった。

来季32歳での長期契約。「まだまだ老け込む年齢ちゃうから」と同本部長は語る。「今の選手ってよく練習をして、稼働する期間は長くなっている。どんどん投げてもらわなあかん。そういった意味では、そういう形になりました」。球団からの期待と誠意が込められた条件提示だった。

今季は主に抑えとして57試合に登板し、球団左腕歴代最多の28セーブ、防御率1.96。一方で、一時は守護神から外れることもあり、岩崎は「『タイガースに必要とされているのか』という不安もあった」と本音を隠さない。「そこで必要にしてくださっていたっていうのが、1つの理由でもあります」とうなずいた。

この日対面し、決断の報告を受けた岡田新監督も「そら良かったよね」と安堵(あんど)の表情。岩崎は今後、秋季練習本隊から離れ、コンディションを整える予定。「しっかり動きながら、疲れも取って。来季以降につなげていけるような期間にしたい」。ブルペンを支える左腕が、悲願の“アレ”に向けて準備を開始する。【中野椋】

○…兵庫・西宮市内の球団事務所で取材に応じた嶌村球団本部長は、残留が決定した岩崎と同様にFA権を持つ西勇、岩貞についても「こちらとしては全力でいきたい。やはり、残ってもらいたいというところです」と全力慰留を継続する構えを示した。FA補強については「日本シリーズの最中。自チームの選手に対してのコメントはしますが、そこは控えさせていただきたい」と話すにとどめた。

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