東洋大・杉本泰彦監督がラスト采配を勝利で飾る 選手から花束とウイニングボール受け取り笑顔

東洋大対専大 最後の指揮を勝利で飾り、東洋大・小口主将からウイニングボールと花束を渡される杉本監督(撮影・狩俣裕三)

<東都大学野球2部:東洋大3-1専修大>◇第5週第3日◇25日◇神宮

今季限りで退任する東洋大・杉本泰彦監督(63)がラスト采配で有終の美を飾った。

初回に3つの安打で3点を奪うと、その後は投手6人の継投で逃げ切り、勝利を収めた。

試合終了直後、選手から花束とウイニングボールが渡され、笑顔で受け取った。

杉本監督は「昨日で終わっているはずが、連盟の方の配慮で神宮で終わることができた」と感謝を口にした。次期監督については明言を避けたものの「学生野球の難しさを感じてたが、そこを変えることの出来るチームなのでは」と期待を込めた。

会見前には大学時代から43年来の仲である専修大・斎藤正直監督(62)からも花束が渡された。斉藤監督は開口一番「寂しいですね」としみじみ。「最後に戦えたのも何かの縁。いろいろなものが去来してきた」と杉本監督との43年間を振り返った。