【オリックス】本拠地で完敗2敗1分けに 中嶋聡監督「やり返すチャンスはある。やるしかない」

オリックス対ヤクルト ヤクルトに敗れ、ベンチで考え込むオリックス中嶋監督(左)(撮影・鈴木みどり)

<SMBC日本シリーズ:ヤクルト7-1オリックス>◇25日◇京セラドーム大阪

オリックスが完敗した。舞台を本拠地に移しても攻勢に転じることができず、2敗1分けとなった。

4回1死二、三塁の先制機に中川圭太内野手(26)杉本裕太郎外野手(31)が連続三振。その直後、宮城大弥投手(21)が山田哲人内野手(30)に3ランを浴びた。

中嶋聡監督(53)は「あそこで取れなかったのが…。(失点が)その次の回ですからね。そういう流れになっちゃっている感じがしますよね。全然違っていましたね。展開的には」と、うめいた。

本来の打撃ができない野手陣に言及した。

「中途半端なスイングをするんだったら、ちゃんと振らないと。打つべきボール、待つべきボール(の選別)をしっかりやって。ちょっとボールっぽいところを中途半端に振ってしまったのが反省かと思う。その前に打てるボールがあったら、しっかり振っていかないといけない。いけって言っているんですが、なかなか手が出ないのはプレッシャーというか、点を取れない原因なのかなと思います」とシリーズを通じての傾向を指摘した。

2連敗からの逆転日本一は16年の日本ハム(対広島)が最後だ。第4戦、第5戦は引き続き本拠地で戦える。切り替えについて聞かれると「それしかないですよね。引きずっている場合じゃない。まだ負けたわけじゃない。やり返すチャンスはある。やるしかない」と語った。