【阪神】「8回の男」湯浅京己、守護神へ名乗り「抑えやりたい?」に「もちろん。特別感ある」

ブルペンに入ったあと外野でダッシュする湯浅。右は才木(撮影・加藤哉)

阪神湯浅京己投手(23)が26日、来季の守護神へ名乗りを上げた。岡田監督が国内FA権を行使して残留を決断した岩崎を来季はセットアッパーで起用する方針を明言。その上で報道陣から「来年は抑えやりたい?」との問いに「よくない質問ですよね」と笑顔でかわそうとしつつ、胸の内を明かした。

「CSでもやらせてもらいましたし、『一番後ろで投げたい』って気持ちはずっとある。もちろん投げたいですけど(笑い)」

実力は証明済みだ。今季は「8回の男」に定着し、チームトップの59試合に登板して43ホールドを挙げ、最優秀中継ぎ賞に輝いた。「自分的にも違和感なく投げられた」というDeNAとのCSファーストステージでは抑えに抜てきされ、第1戦と第3戦の8回途中から登板。回またぎの熱投で窮地を救った。「最後に抑えて、みんなでグータッチするのは、9回でしか味わえないこと。そこは特別感はあります」とうなずいた。

11月初旬に行われる侍ジャパンの強化試合のメンバーに選出されている右腕は、甲子園で秋季練習に参加。試合に向けブルペンで調整した。「一昨日は全然でしたけど、前よりはいいかなと。しっかり調整していきたい」。抑えについて岡田監督は「いやまだそりゃ決めてない。それはもう、2月やわ」と、春季キャンプで見極める方向性を示した。それでも24日に続き、この日も投球練習を見守っていただけに、背番号65への期待の高さがうかがえる。

湯浅にとって、経験豊富なリリーバー岩崎の残留は追い風だ。今季は中継ぎとしての考え方など極意を伝授されてきた。来季もチームメートの左腕について「やっぱりうれしいですし、本当にまだまだいろんなことを聞いて、学んでついていきたいなと思います」と喜んだ。虎の若きリリーフエースが、来季はどのポジションを託されるのか注目だ。【古財稜明】

◆阪神来季のリリーフ事情 抑えは湯浅に加え、今季3セーブを挙げ来季残留が見込まれるケラー、新外国人らが候補に挙がる。セットアッパーは岩崎を筆頭に、21ホールドの浜地、今季国内FA権を取得し残留不透明の岩貞らが有力。岡田監督は勝ちパターンについて「4、5人で(回して)、1、2人は今日は休んでこの3人とか」と言及し、「敗戦処理のピッチャーは阪神にはいないって05年からずっと言ってたんだけど、1、2点負けてるゲームのピッチャーが一番大事」と話している。

○…岡田監督は今季抑えだった岩崎を来季セットアッパーとして起用する。FA権を行使し宣言残留で4年契約を結ぶ左腕について「タイプ的にはやっぱりセットアッパーの位置が一番合うてるんじゃないかと思うけど」と明かした。今季はケラーの不振もあり、開幕後に抑えに転向。28セーブをマークした。だが、本来の7、8回での勝利の方程式の1人として支えてもらうつもりだ。

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