【96年のオリックス】「がんばろうKOBE」合言葉に初の日本一 巨人に4勝1敗

【イラスト】96年オリックス日本一決定試合スタメン

<日本シリーズ2022:ヤクルト4-5オリックス>◇第7戦◇30日◇神宮

オリックスが4連勝で26年ぶり日本一に輝いた。「SMBC日本シリーズ2022」第7戦は、1番起用された太田の日本シリーズ初となる初回先頭打者初球本塁打で先制し、1点差の接戦を強固な投手陣で逃げ切った。イチローらとともに前回96年の日本一戦士となった中嶋聡監督(53)がタクトを振るい、今度は指揮官として頂点に上り詰めた。

<96年のオリックス>

前年の95年1月に阪神・淡路大震災が発生。当時本拠地の神戸が壊滅状態となり、チームは「がんばろうKOBE」を合言葉に95、96年とリーグ2連覇を達成した。96年はイチローのサヨナラ安打でリーグV。「メークドラマ」の長嶋巨人との日本シリーズを4勝1敗と圧倒した。チームがオリックス球団となって初の日本一に輝き、本拠地で胴上げされた仰木監督は「ペナントレースに続いて神戸で日本一を決められたというのは、この上ない喜びです」と感激した。

【関連記事】オリックスニュース一覧