【侍ジャパン】湯浅京己「アツアツなピッチングできた」わずか10球で3者凡退 鮮烈侍デビュー

巨人対日本代表 7回裏を3者凡退に抑え笑顔を見せる湯浅(撮影・河田真司)

鮮烈な侍デビューだ。湯浅京己投手(23)が巨人との強化試合(東京ドーム)の7回に登板し、1イニング無失点で23年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)選出へアピールを決めた。セットアッパー、状況に応じて守護神候補にも挙がる右腕が、わずか10球で3者凡退に料理。栗山ジャパン2連勝に貢献した。9日からは札幌ドームに場所を移し、WBC1次ラウンド同組のオーストラリアとの強化試合に臨む。

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濃紺の侍ユニホームを身にまとった湯浅の剛球がうなりを上げた。2点ビハインドの7回に3番手で登板。先頭保科を外角低めの宝刀フォークで二ゴロに料理。北村は外角高め149キロ直球で空振り三振に沈め、増田陸を初球のフォークで三ゴロに。注文通りの3人斬りで締め、笑顔でいつも通り三塁ベンチへ駆けていった。地元三重から両親が観戦に訪れたゲームで、堂々の日の丸デビューだ。

「久しぶりの試合で緊張もしましたけど、アツアツなピッチングができたんじゃないかなと思います」

10月10日のクライマックスシリーズのファーストステージDeNA戦以来、約1カ月ぶりの登板でもブランクを感じさせなかった。「チームに流れを持ってこれるように、しっかり3人で抑えようと頑張りました」。直後に村上、山田の2者連続弾で侍ジャパンが逆転。今季最優秀中継ぎ賞に輝いた実力を発揮し、劣勢ムードを一変させた。侍初登板で初勝利を手にし「アツアツです」と喜んだ。

同学年のライバルの存在が、湯浅の心を刺激した。同じく侍の抑え候補で、巨人の大勢が前日5日の日本ハム戦で1回を3者凡退と快投。「すごくいいピッチングしてましたし、自分も負けられないと思った」。この日の試合前練習ではキャッチボールのコンビを組み「すごいボールを投げていた。やっぱりすごいな」と感銘を受けていた。

気持ちを切り替えるべく、シーズン終了後にあてたというパーマの髪を揺らしながら、来春のWBC出場への決意をにじませた。「残りの(強化)試合も自分の力をしっかり出して、勝ち取れるように、負けないように頑張りたい」。小学生時代の09年に東京ドームで生観戦した夢の舞台に立つべく、猛アピールを続ける。【古財稜明】

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