法大左腕・安達壮汰が新球ツーシーム手応え 9回途中2失点敗戦も「ボールを動かして芯を外す」

法大-立大 先発し8回1/3を2失点だった法大・安達(撮影・保坂恭子)

<東京6大学野球フレッシュトーナメント:立大2-1法大>◇Aブロック第3日◇9日◇神宮

法大はサヨナラ負けを喫し、ブロック戦は1分1敗で2位となった。10日の順位決定トーナメントでは3・4位決定戦に進む。

先発の左腕・安達壮汰投手(2年=桐光学園)が、新球ツーシームを公式戦で初解禁し、手応えをつかんだ。

法大の投手陣は、尾崎完太投手(3年=滋賀学園)、篠木健太郎投手(2年=木更津総合)ら素材がそろっており層が厚い。安達は最速147キロを誇るが「直球の速さがないので、どうしたら上のレベルで投げられるか。ボールを動かして、芯を外す」ために今夏からツーシームを練習。自己流で投げ込み、紅白戦などを重ねてきた。ストライクがほしい場面だけでなく、打ち取る球としても効いた。「コントロールがよくて、走者を出しても落ち着いて打ち取ることができた。手応えは感じました」と話した。

8回1/3を被安打10の3奪三振、2失点。9回のピンチで降板し「終盤はツーシームの曲がりが弱くなって、打ちやすくなってつかまってしまった。9回が悔やまれます」と反省。

来年に向けて「2、3年生の投手陣に食らいついていかないといけない。自分は自分の持ち味をいかしたい。全試合に中継ぎとして投げるくらいの体力が必要になる」と課題を挙げた。