【日本ハム】新庄監督「近くで見せたいという気持ちが、あの造りに…」新球場ファウルゾーン問題

練習中にマネジャーと談笑する日本ハム新庄監督(撮影・中島宙恵)

日本ハムが北海道・北広島に建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」のファウルゾーンが、公認野球規則の定めを満たしていないことを受けて、新庄剛志監督(50)が9日、秋季キャンプ中の沖縄・国頭で「今、球団の方たちが懸命に対応している状況」と、説明した。

新球場では臨場感のある構造を目指した結果、本塁からバックネット側のフェンスまでの距離が、同規則で必要とされている距離より、わずかに短い。新庄監督は「ファイターズファン、野球ファン、エスコンフィールドに初めて見に来てくれるファンの方たちが一番喜ぶ、そういう気持ちでつくった球場というのは、分かって欲しい」と思いを明かし「オレが子どもだったら(試合を)近くで見たいですよ。近くで見せたいという気持ちが、あの造りになったわけであって…。あとは球団が対応しているので。間違いなく大丈夫です」と、自分自身に言い聞かせた。

○…吉田が今キャンプ初ブルペンで約70球。「(2月に)藤川さん(阪神SA)に教えてもらった体の使い方を確認した」。今季は主に中継ぎで自己最多51試合に登板。先輩たちの助言を参考に、今秋の投げ込み量は控える方針だ。オフは楽天則本の自主トレに初参加を予定。「相手のデータより進化したストレートを投げないと。(課題を)1個ずつつぶしていければ」と、見据えた。

○…万波がライブBPで左翼芝生席に“2打席連発”。ライナー性の打球が飛ぶよう、バットを寝かし気味に構えるフォームに改良。「実戦形式の中で結果が出たのは、いいんじゃないかと思います」。バットを振り切った際、片手が離れる悪癖が影を潜め、新庄監督は「右打者には意味あるのかなっていう気持ちだったけど、一番意味があったね」と“逆回り”の効果に、にんまりだった。

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