【ロッテ】和田康士朗は現状維持1800万円「マークが厳しく…」昨季盗塁王も今季は11盗塁

契約更改を終えたロッテ和田康士朗

ロッテ和田康士朗外野手(23)が16日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の来季年俸1800万円(金額は推定)でサインした。

昨季は24盗塁で自身初の盗塁王を獲得したものの、今季は11盗塁にとどまった。失敗数も5→7と増えた。「去年おととし以上にマークが厳しくなって、そこで失敗が増えてしまって、失敗が増えていく中で自分自身を追い詰めてしまったというのが、盗塁数が伸びなかった原因かなと思います」と冷静に振り返った。

延長戦が復活した今季は、代走や守備固めが多い和田の出番が減った。「ほんとに、まばたき1つ重なるとアウトになるので、そこは本当に難しいです」というコンマ何秒の世界で、かつ限られた場面。仕事の難易度は高い。

「自分の中でなるべく早いカウントで、打者に迷惑かけたくないので、早いカウントでいきたいのもあって、そこでけん制で逆をつかれてアウトになったのもあったので、そこでいろいろ考えすぎちゃって走れなくなったというのはあります」

走るのが難しい投手として、オリックス比嘉やソフトバンク松本の名を出した。特に「やっぱり、比嘉さんのけん制アウトですかね」と悔やまれるシーンを挙げた。シーズン残り10試合となった、9月20日のオリックス戦(ZOZOマリン)。7回に井上の2ランで同点に追いつき、その後和田が代走に起用されるも、けん制で刺され、試合も3-6で敗れている。

「考えすぎは本当に良くないので。支配下1年目の時と同じような気持ちで、新鮮な気持ちでしっかりやりたいなと」

色紙に言葉を求められても、あえて「盗塁王」とは書かなかった。仕切り直しへ、静かに燃えている。【金子真仁】

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