【中日】鵜飼航丞が山川塾入り 異例のインスタDMで弟子入り志願「手段が分からなかった」

鵜飼航丞(2022年9月24日撮影)

中日鵜飼航丞外野手(23)が西武山川に弟子入りすることが21日、分かった。この日、10月のフェニックスリーグで痛めた右太ももの再検査へ向かう直前に報道陣に対応。「1月(自主トレ)は山川さんとやります」と、“どすこい部屋”入りを明かした。

ドラフト2位で即戦力大砲候補として入団した鵜飼は今季59試合に出場し、4本塁打、16打点、打率2割6厘。2年目の飛躍へ自主トレ参加を申し込んだのは、今季パ・リーグの本塁打王、打点王に輝いた西武主砲だった。「今、日本にいる右のホームラン打者といえば山川さんだと思う」。右太ももの故障は11月いっぱいでリハビリは終了。12月から通常の自主練習を始め、1月初旬から福岡、沖縄で自主トレする山川に合流する予定だ。

自主トレ依頼方法は異例中の異例。通常はチームや母校の先輩、関係者を通じて依頼するが、利用したのはSNS。5月の交流戦であいさつし、バットを譲り受けたが、直接の連絡先は交換していなかった。「1年目だったんで手段が分からなかった。もうこれでいくしかない」。インスタグラムのDMを利用してメッセージを交換し、「OK」の返事を受け、この日までの約1週間で日程を詰めたという。

本塁打王3度の西武和製大砲にはアマ時代から憧れがあった。「ずっと見ていました。飛ばす力だったり、(球への)対応だったり、野球に対する取り組み方だったり、いろいろです」。来年1月の山川塾入りへ、竜の大砲候補生が目を輝かせた。【伊東大介】

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