侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が21日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への参加意思を表明したエンゼルス大谷翔平投手(28)について、公の場で初めて言及。本番での投打二刀流起用について「いろいろな考えがあるので」と、含みを持たせた。栗山監督はこの日、日本ハムのプロフェッサーとして、札幌市内の北海道・厚別警察署で一日署長を務め交通安全を呼びかけた。
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侍ジャパンの栗山監督は、愛弟子の決断に喜びを隠せなかった。さかのぼること、4日前。エンゼルス大谷がWBCへの参加意向を明言した。「自分がうれしいとか、そういうことではなくて『ファンの皆さん、おめでとうございます。よく本人が決断してくれましたよね』という感覚。日本中の野球ファンが見たかったはずなので」。思わず、01年にリーグ制覇したヤクルト若松監督の“名言”が、口をついた。ファンが見たいと思える選手を集めたい-。栗山監督の思いが、1つかなった。
投打ともに一流だからこそ、WBCでの起用法は悩みどころだ。メジャーでの実績から「(代表チームに)投手大谷と打者大谷がいることは、間違いない。本当に(1人で)2人いるということを、彼が証明した」と、うなずき「いろんな考え方がある。2ついっぺんに思い切っていくか、片方を丁寧にゆっくり(間隔を)空けながらやるか…。他に誰が(代表チームに)来てくれるかとの兼ね合いもある」と、二刀流での起用に含みを持たせた。
選手選考や起用について「議論が大事。みんなが議論することで野球が発展していくし、野球を大事にしてもらえるし、野球が盛り上がる」と、多種多様な意見を求める。米国を舞台とした決勝ラウンドを前に、選手を入れ替える考えもあり、日系メジャー組を含め「最後まで丁寧に、しっかり考えて行きます」。年内をメドに選手選考を進め「ほぼほぼ(チームの)形をつくりたい」考えだ。【中島宙恵】