名城大43年ぶり4強導いた野口泰司の完璧弾「打った瞬間、入ったなと思いました」 

上武大対名城大 4回裏名城大1死、左越えに先制のソロ本塁打を放った野口(撮影・たえ見朱実)

<明治神宮大会:名城大1-0上武大>◇大学の部準々決勝◇21日◇神宮

大会連覇を狙う大阪桐蔭(近畿)はエース前田悠伍投手(2年)が161球で完投し、今夏甲子園優勝の仙台育英(東北・宮城)に5-4で勝利。広陵(中国・広島)は北陸(北信越・福井)に5-0で0封勝ち。決勝は、史上初の2年連続で同じカードとなった。名城大(北陸・東海3連盟)は、上武大(関東5連盟第1代表)との接戦を制して、79年以来43年ぶりの4強を決めた。

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名城大4番野口泰司捕手(4年=栄徳)の1発が試合を決めた。4回1死、2球目の126キロカットボールをとらえ、左翼スタンドに運んだ。「打った瞬間、入ったなと思いました」と完璧弾。1年から正捕手を務め、強肩強打の捕手としてプロ志望届を提出したが、指名漏れ。「プロにいくことが恩返しと思っていたけどかなわなかったので、全国優勝で恩返ししたい」と前を向いた。