【中日】高橋周平は10%減の6750万円「来年が勝負」を3度繰り返す

契約更改を終え会見する高橋周(撮影・森本幸一)

中日高橋周平内野手(28)は23日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、10%ダウンの6750万円で更改した。今季取得した国内FA権を行使せず、残留を決めた背番号「3」は「来年が勝負」という言葉を3度繰り返すなど、来季にかける強い覚悟を示した。

苦難のシーズンだった。立浪監督の方針で二塁コンバートで開幕に備えた。だが、開幕直前にケガで離脱。出遅れを取り戻せないまま、78試合で打率2割4分9厘、2本塁打に終わった。「悔しいシーズンだった。何年も待ってもらえるとは思っていない。来年が本当に勝負になると思う」。強い危機感を持って来季に臨む。

阿部、京田の相次ぐトレードで内野陣は白紙状態。新人4人も含めた競争となる。オフは若手の登竜門となる宮崎でのフェニックスリーグにフル参戦。11月は沖縄での秋季メンバーとして泥にまみれた。

「阿部さん、京田とは長く一緒に試合に出ていたのでさみしさはありますが、(来季は)自分が引っ張っていけるように先頭に立ってやっていきたい」

12年目となる来季に勝負をかける。(金額は推定)