ホームランで打倒巨人だ! 阪神ドラフト1位の中大・森下翔太外野手(22)が14日、大阪市内のホテルで同大学主催の激励会に参加。OBの阿部慎之助氏(43)が巨人のヘッド兼バッテリーコーチを務める「伝統の一戦」での鮮烈アーチを誓った。2学年先輩のDeNA牧秀悟内野手(24)が勝ち取った年俸アップにも刺激をもらい、“中大魂”で勝利に貢献する。
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神奈川県で生まれ育ってきた森下でさえ、「伝統の一戦」と聞けば、燃えるものがある。
「伝統と言われるところで一本出したい。こだわっていきたい」
目指すは巨人戦で勝利を呼ぶホームラン。打倒巨人に力が入るのも、偉大な先輩たちの存在が大きい。
来季戦う相手ベンチには、大先輩の阿部ヘッドと亀井善行打撃コーチ(40)がいる。森下が「長打力を見習いたい」という01年卒の阿部コーチは1年目から127試合に出場し、13本塁打。12年にはMVP、首位打者、最多打点など多くのタイトルを獲得した。05年卒の亀井コーチもゴールデングラブ賞を受賞する名手で長年チームに貢献した息の長いお手本の選手だ。
「自分が1軍に残って、良い部分を吸収したい。偉大な先輩の記録に並んだり、超えると自分の名前が残る。目標として頑張りたい」。プロ初の巨人戦は来年4月11日の東京ドーム。まずはしっかりあいさつするためにも開幕1軍に生き残る。名だたるOBとの戦いで1発をかっ飛ばし、チームに勝利をもたらせられれば最高のシナリオになる。
森下には阿部コーチが現役引退後に同大学を訪問した際、牧とともに激励された思い出がある。「体が大きくてオーラがあった。ああいう選手になれたらいいな」。憧れの大先輩とプロで戦えるのはこれ以上ない幸せ。「伝統の一戦を肌で感じれば成長につながると思う」。注目度も高い一戦でニューヒーロー誕生、恩返しを決める意気込みだ。
もうひとつ、刺激なるできごとがあった。中大で2学年先輩のDeNA牧が、13日の契約更改で3年目の野手では史上最高額となる1億2000万円を勝ち取ったことだ。身近な存在だった先輩が2年目で不動の4番として同じリーグで活躍。「すごいなと思います。自分も目指さないと」とモチベーションを高めた。
阪神は今季、巨人に14勝10敗1分けで2年連続勝ち越しを決めたが、来季は巻き返しを期してくるはず。9勝16敗と大負けしたDeNAも、牧がさらなる強敵として立ちはだかるかもしれない。虎の“中大魂”がすべてを打ち砕き、一番星になる。【三宅ひとみ】