WBCモードに突入! 阪神近本光司外野手(28)が18日、兵庫・西宮市内で行われた古巣の大阪ガスの野球教室にゲストとして参加した。同市内の少年野球3チームから参加した30人の小学生と交流。子どもたちと記念撮影を終えると取材に応じ、早くも視線を切り替えた。
「侍があるので先に準備しとかないと。(結果的に)選ばれなかったとなっても全然いい。(準備不足では)選ばれた時の後悔も絶対ある。だったら先にやっとく、というのが大きい」
例年、12月は「野球はあまりやらない」と語ってきた。体の使い方を確認する作業に重点を置く。ただ、来年3月のWBCを視野に入れ、ボールを握る機会は「増えています」と言った。この日で12月のイベントも一段落。事実上のオフモード終了で、ギアチェンジし、早めの調整を仕掛けていく予定だ。
野球少年と向き合い「原点」も再確認した。気温5度の寒さのもと熱心にアドバイス。バットを握ると「芯に当てることの大切さ」を説き、ティー打撃を実演した。「トスバッティングが僕の中で一番大事。(いわゆる)ペッパーです。投げてくれた人に芯に当てて返すことが大切」。先生としてこだわりを伝授した。
「子どもたちがプロ野球選手になれなかったとしても、いろんな仕事がある。この子どもたちが将来、また子どもたちに何かやってくれる人になってもらえたら」。優しい表情で願う男が、フル稼働の23年に備える。【中野椋】
○…近本は来季のチームスローガン「A.R.E.」について「僕は矢野さんの時しか知らないので分からないけど、『決まったんだな』と最初思いました。そういった意図とかがしっかり見て取れるスローガンだと思います」と語った。この日は広島ドラフト5位の大阪ガス・河野佳も野球教室に参加。「来年は同じセ・リーグでやるんで、いい刺激にはなると思います」と後輩との対戦に闘志を燃やした。
○…広島ドラフト5位の大阪ガス・河野佳投手(21)が西宮市内で行われた野球教室に参加した。再会した先輩の阪神近本とは、プロで対戦することになる。「キーマンになるバッターだと思っているので、そこ(先輩後輩)は関係なく勝負したいなと思います」。真っ向勝負を誓う。「連続でタイトルを取っていますし、抑えたら、ある程度は抑え方が分かるというか参考になるんじゃないかなと思います」。先輩との対戦をプロでの試金石とするつもりだ。