天敵封じで15勝! 阪神青柳晃洋投手(29)が19日、大阪市内のABCテレビでラジオ収録前に取材に応じ、2月の沖縄・宜野座キャンプでヤクルト村上宗隆内野手(22)ら、ライバル研究に励む考えを明かした。プロ野球史上初の2年連続最多勝&勝率1位に輝いた右腕でも、目標の15勝に向けアップデートは不可欠。映像をくまなくチェックし強打者封じの術を見つけ出す。
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心はすでに、来季へ向けて動きだしていた。青柳は「インスタで見ました」と、来季チームスローガンをチェック済みだった。「あれが許されるのは阪神だなって感じですね」と笑顔だ。「A.R.E.」の「A」はaim…目標を意味する。報道陣から「青柳にとってのA」を問われると「15勝して、優勝っていうことだけです」。力強くそう宣言した。
来春の沖縄キャンプではライバルの研究にいそしむつもりだ。昨年3本塁打を浴びたヤクルト村上も映像で研究し尽くした結果、今年は1被本塁打にとどめた。内角を有効に使う作戦は「間違いじゃなかった」と振り返るが、アップデートは欠かせない。「それこそ村上の打ち方も変わるかもしれない」。キャンプ以降の実戦が、シーズンに向けての貴重な“資料”集めの場となりそうだ。
「村上がいる間はずっと注意しないといけない」としつつ、DeNA牧、中日岡林も研究対象の筆頭候補に挙げた。「(2人は)三振をあんまり取れないんで、打ち取る確率をどう高めるかを考えていかないといけない」。牧には今年打率4割6分7厘、岡林には同3割6分4厘と打ち込まれた。「まずは苦手な打者を見ていくっていう感じですね」。天敵対策が15勝への鍵になる。
来年3月のWBC日本代表の候補にも挙げられる。大会公式球とロジンは到着しているが、まだノータッチ。「ビニールも開けてない」と笑い「動ける体を作って、ボールは選ばれてから対応すればいい」と説明した。オフ期間は甲子園を中心に体作りに励む毎日。今月11日に誕生日を迎え29歳になり「後輩に態度や姿勢で見せられるように、恥ずかしくないように見せたいなと思います」とも誓った。向上心尽きない男が、背中で虎を引っ張り続ける。【中野椋】
○…ABCラジオの「ラジオで虎バンスペシャル」が28日、午後6時から放送される。阪神からは青柳が出演。この日、収録が行われ、阪神OBの今成亮太氏、虎党のNMB48川上千尋、高野純一アナウンサーとプライベートな内容満載のぶっちゃけトークを展開した。虎党必聴の1時間番組となっている。