謙さん、見ててください! 阪神ドラフト4位の帝京長岡・茨木秀俊投手(18)が、高校3年間を過ごした新潟出身のレジェンドに活躍を誓った。27日、同校でオンライン取材に対応。新潟・魚沼市出身の俳優・渡辺謙が大の虎党だと知らされると「新潟っていう地にお世話になったので、新潟出身の有名人の前でいいピッチングをしたい」と決意を固めた。
渡辺謙はハリウッドでも活躍する一流俳優。一方の茨木は世界への思いを封印し、地に足をつけてレベルアップを目指すつもりだ。「まず日本で勝てる投手を目指してやってるので、最多勝を取れるようにやっていきたい」。憧れはオリックス山本。「ローテーションを守って勝てる投手になりたい」と青写真を描く。
年末年始はグラブではなく、スコップが相棒になりそうだ。28日には北海道・札幌の実家に帰省する予定。「親が大変そうなので手伝います」と、自宅周辺の雪かきは小さい頃から日課だった。スコップを使って雪をかきだすうちに、思わぬ副産物も得たことも。
「体幹、バランス感覚は養われた。道路が凍っているんですけど、そこでも転ばなかったり耐えたりする。(投球時は)体重移動の時に体幹を使うんですけど、そういうところに役立っていると思います」
雪国ならではの“トレーニング”は効果てきめん。「雪の上のランニングは道路より何倍も効果があると思う。きついけど、やって損はない」。1月の入寮まで雪中トレで体を鍛える。
日本ハムで活躍した芝草監督からは「これからは自分次第だ」「生きるか死ぬかの世界」と送る言葉を受け取った。「結果を残さないと生きていけないと思うので、結果を残せるようにやっていかないと」。新潟、札幌の寒さも吹き飛ばすような熱いまなざしだった。【中野椋】
◆茨木秀俊(いばらぎ・ひでとし)2004年(平16)6月8日、札幌市生まれ。手稲ヤングスターズで野球を始める。その後札幌東シニアに所属し、3年時に全国選抜大会出場。帝京長岡では、1年生夏の県独自大会からベンチ入り。今夏は新潟大会準優勝。座右の銘は「不可能はない」。趣味は音楽鑑賞。182センチ、85キロ。右投げ右打ち。