ソフトバンクは2年連続V逸からの巻き返しへ、超大型補強で戦力を整えた。目玉はなんと言っても、日本ハムから海外フリーエージェント(FA)権を行使し、7年総額50億円超の大型契約で加入が決まった近藤健介外野手(29)だ。
近藤は通算打率3割7厘、出塁率4割1分3厘を誇る球界屈指のアベレージヒッターだ。藤本監督は入団交渉にも直接出馬。「近藤は当然ね、FAで取ってるわけですから。打つのはわかってるわけですからね。そこが来てくれるというのは、競争というよりもレギュラーですよね」と話すなど、「3番左翼」での起用を基本線にイメージを膨らませている。
近藤は「選球眼、つなぎ役は、そこを意識して11年やってきた。そこはぶらさずに。任された打順を打てるのも自分の長所だと思っているので、そこで持ち味を発揮できるように」と意気込む。日本ハムで培ってきた粘り、つなぎのスタイルを崩さず、常勝軍団復活へのピースになろうとしている。
王球団会長も近藤の加入を大歓迎だ。「いかに新たな気持ちでチャレンジできるかが大事。マンネリになりやすいから、そこではお互いにいい刺激になるんじゃないかな」。昨季は本領を発揮しきれなかった柳田との化学反応、相乗効果にも期待は大きい。
FAではDeNAから嶺井も獲得。甲斐への負担が大きくなっていた捕手層の強化に成功した。外国人では昨季ロッテでプレーし、米大リーグでセーブ王の経験があるオスナや、阪神を退団し、先発候補として計算が立つガンケルを補強。内外野から捕手までこなせるアストゥディーヨ、米独立リーグでMVPを獲得したホーキンスも加わった。超強力布陣で、V奪回を期す。【山本大地】