【阪神】岡田監督、大吉引きスイッチオン「全身全霊」「人生の集大成」など初フレーズ連呼で決意

阪神の年賀式であいさつする岡田監督(撮影・加藤哉)

「アレ(=優勝)」への吉兆や! 阪神岡田彰布監督(65)が5日、甲子園球場室内練習場で行われた球団年賀式に参加し、初詣で引いたおみくじが「大吉」だったことを明かした。スイッチが入った年賀式のあいさつでは「全身全霊」「人生の集大成」など初めて使うフレーズで決意表明。自身が前回率いた05年以来のリーグ優勝へ、“虎の大吉監督”が突き進む。

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岡田監督は初詣でおみくじを引いたかと問われると、うれしそうに明かした。「引いた、引いた。大吉や。大吉!」。自宅から近い西宮市の越木岩(こしきいわ)神社と鷲林寺(じゅうりんじ)の2カ所へ参るのが毎年の恒例。先に参拝した越木岩神社で、くじの確率が6分の1という大吉を引いた。年末の有馬記念も的中させた強運ぶりを年始早々にも発揮した。

「そらあ、ええことばかり書いてたわ」。くじの番号は「11」。「パッと見たら11番やったからなあ。えらいええなあ、ええ番号やなあと思ったけどな」と喜んだ。「1」がふたつ並び、阪神で「11」といえば村山実さんの永久欠番。父勇郎さんと村山さんは親交があり、岡田監督も小さいころからかわいがってもらった。88年から2年間は監督と選手として一緒に戦った。サインに添える「道一筋」は村山さんの座右の銘。そんな憧れの人の番号が入った縁起のいいおみくじを大事に財布に入れ、お守りにしている。

「いいシーズンになるように」と祈願したが、神様にすがるお願いはしていないという。「おーん。そんな、そこまでお願いしてへんよ。自分の力で野球せなあかんのやから。神頼みばっかりやったらなあ」。18年ぶりの「アレ(=優勝)」は、自分たちの力で勝ち取るべきと自認し、勝負師らしい一面をのぞかせた。

大吉でスイッチが入った。この日の球団年賀式では、約120人の職員を前に力強くあいさつした。「今年は全身全霊をかけてアレに向かって頑張ります」。「とにかく1年目から全力で、そういう意味で前回の5年間とだいぶ違うと思うんで、人生の集大成かも分からない」「もう悔いのないようにな。消化不良やなしに、やっぱりやらんとあかん」。「全身全霊」「人生の集大成」「悔いのないように」など、第1次監督時代も含めて初めて使うフレーズを連発。並々ならぬ決意を明かした。

越木岩神社は商売繁盛や子授かりの御利益があるとされる。満員の甲子園でアレを“安産”で勝ち取るべく、第2次岡田阪神が船出する。【石橋隆雄】

◆阪神岡田監督の強運メモ

▼6球団競合 79年ドラフトの目玉だった早大・岡田に西武、ヤクルト、南海、阪神、阪急、近鉄と当時最多の6球団が競合。幼いころからの阪神ファンは「阪神に引かれると思っていた」と、希望通りに阪神が交渉権を引き当てた。

▼セ・リーグ2万号 新人の80年8月19日、広島戦で2回に山根和夫からセ・リーグ通算2万号の13号アーチ。「僕は本当に運がいいんですね。驚きです」。

▼父の誕生日に優勝 05年9月29日 巨人を5-1で倒しリーグ優勝を決めた。9月29日は86年に55歳で亡くなった父勇郎さんの誕生日。「天国のオヤジにありがとうと言いたい」。

▼有馬的中 昨年12月の競馬の祭典・有馬記念では「有馬は内枠」と予想。イクイノックス、ボルドグフーシュ、ジェラルディーナを含めたボックス馬券で馬単と3連単を的中させた。

 

◆越木岩神社 兵庫・西宮市甑岩(こしきいわ)町にあり、創建は西暦600~700年頃と推定される。毎秋の恒例行事として、子どもを授かったことへの感謝と健康に育つように祈願する「泣き相撲」が行われている。越木岩、苦楽園、夙川(しゅくがわ)、鷲林寺、柏堂(かやんどう)など、関西の高級住宅地の産土神(うぶすながみ)としてあがめられている。

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