西武ライオンズ・レディース山崎まり、秋山翔吾と合同自主トレ「自分も女子野球の中でベテラン」

広島秋山との合同自主トレでトス打撃に励む西武ライオンズ・レディースの山崎(撮影・永野高輔)

札幌出身の女子野球選手、西武ライオンズ・レディースの山崎まり内野手(33)が、広島秋山翔吾外野手(34)との合同自主トレで自身を追い込んでいる。

静岡・下田市内で5日から13日までのトレーニングに参加中。練習公開日となった10日、手応えを口にした。「長尺バットを振る機会があって。そのあとに短いバットを振った感覚が新しかった。もう1個飛ばしたいところで、バランスを取りながらしっかり全身で振るというのが、今までやってなかったメニュー。続けていきたい」と強い口調で話した。

秋山の自主トレに参加するのは6年目。きっかけは同じ北海道出身で同学年の元西武外野手、田代将太郎氏(33)の紹介だった。「技術はもちろんですが、積み重ねてきた考え方も。自分も女子野球の中でベテラン。その中でフィジカルもやっていかないといけないし1年間、絶対に波はあると思うんですけど、どうやっていくのかとか、バッティングの引き出しとかを聞いている」。メジャー仕込みの思考やテクニックを秋山から貪欲に吸収している。

19年まで女子プロ野球の埼玉アストライアでプレーし、20年からは同年発足した西武公認の女子硬式野球クラブチーム、ライオンズ・レディースに加入した。22年のヴィーナスリーグは7勝3分けで2位。全日本女子硬式野球選手権は準決勝でリーグ女王のエイジェックに敗れ、11月のヴィーナスリーグ女王決定トーナメントも、同じエイジェックに敗れ準優勝に終わった。23年からは巨人の女子チームも参戦するとあり「負けられない。日本一を目指したい。個人的には公式戦でホームランを」と思い描いた。

故郷北海道の女子野球は、常に気に掛けている。「(北海道)出身の子が道外に出て大学とかで結構やっている人はいるのですが、戻ってやる場が、関東を経験しちゃうと…というのがあるみたいで。札幌国際大も頑張っていますし、その先とか盛り上げられたら。私ができることは何でもしたい」。将来の夢にも言及。NPB公認の女子野球チームが増えてきており「新球場ができることで、日本ハムにも女子野球ができないかなと思ったこともある」。まずは今季、最高のプレーで女子球界の注目度を上げ、“ファイターズ・レディース”誕生の機運を、地道に高めていく。【永野高輔】