【中日】ドラ1仲地礼亜がナゴヤ球場で初ブルペン「ボールの行き方が合っていない感じ」

ブルペンで投げ込む仲地(撮影・上山淳一)

中日ドラフト1位の仲地礼亜投手(21=沖縄大)が20日、ナゴヤ球場で初めてブルペンに入り、存在感を見せつけた。同4位の山浅龍之介捕手(18=聖光学院)相手にセットポジションから20球。捕手を立たせたままオール直球のお披露目式となった。「力を入れ過ぎないようフォームの確認をしながら投げました。指のかかりとか力の入れ具合とボールの行き方が合っていない感じでまだまだです」。自己採点は厳しめだった。

9日に始まった新人合同自主トレも折り返し点を迎え、沖縄の星がベールを脱いだ。右足のかかとを1度上げてから降ろし、軸足への体重をしっかり乗せることを意識してからクセのないフォームで1球1球丁寧に投げ込んだ。途中、年下の同期捕手からシュート回転を指摘されると「気にしてるんだよ」と即座に修正。それでもクセのない端正なフォームから繰り出されるボールの伸びはしなやかで、ドラフト1位の片りんをうかがわせた。

「ナイスボール」を連発しながら捕手役を務めた山浅は「力感がないのに伸びがある。いい球なので自然と声が出ましたが、(自己採点が)20点くらいと聞いてさすがにレベルが高いと思いました」と感想を話した。

階段をひとつ上がった最速151キロ右腕は、2日連続のブルペン入りも視野に入れている。「捕手を座らせるのはまだですが、次は変化球も投げてみたい」。2月1日のキャンプインに向けて、ピッチは一気に上がっていきそうだ。【安藤宏樹】

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