【中日】“出戻り”アルモンテが入団会見でヒゲ温存の真相、「剃らなくていい」立浪監督から許可

入団会見をするアルモンテ(撮影・森本幸一)

中日は23日、名古屋市のナゴヤ球場で昨年末に獲得した新外国人選手、アリスティデス・アキーノ外野手(28=レッズ)、ソイロ・アルモンテ外野手(33=メキシカンリーグ)、オルランド・カリステ内野手(30=メキシカンリーグ)の入団会見を行った。

18年から3年間中日に在籍し、通算打率3割1分6厘、31本塁打、131打点の成績を残したアルモンテは、3年前同様の自慢のヒゲを蓄えた姿で登場。ヒゲをそることなく再入団した真相を明かした。立浪監督が昨年11月のドミニカ共和国ウインター・リーグ視察の際に直接対談。「今の中日がヒゲをそることを聞いていた。監督にヒゲはどうかと聞いたら『体の一部だからそらなくていい』と言われた。うれしかった」と笑顔で真相を披露した。

昨年就任1年目の立浪監督はヒゲ、茶髪などの禁止を通達。阿部、祖父江らもトレードマークのヒゲをそり落としてシーズンを戦った。今季は「節度ある範囲で、日本人もスポーツマンらしさを失わなければ、少々はいい」と方針転換。きっかけになったのが、11月のアルモンテとの直接会談だった。指揮官は「いろいろ考えた。ドミニカの人は、ヒゲはお守り代わり。縁起もかついでいる。外国人だけになると嫌らしい」と話していた。幸運のヒゲをはやすアルモンテが、打線の起爆剤になるか注目だ。