【ソフトバンク】新婚石川柊太、大場美奈の「肉じゃがおいしい」愛妻パワーで開幕投手へ強い意欲

新婚のソフトバンク石川は囲み取材で笑顔を見せる(撮影・岩下翔太)

新婚ほやほやのソフトバンク石川柊太投手(31)が29日、エース級の活躍を誓った。前日28日に元AKB48/SKE48大場美奈(30)との結婚を発表。愛妻パワーを受け取り、21年以来の開幕投手にこれまで以上の強い意欲を示した。米シアトルでの自主トレでは「千賀フォーク」習得にも手応えをつかんだ。

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元AKB48大場美奈との電撃婚から一夜明け、石川はペイペイドームで汗を流した。何もなかったかのように球場入りし、約2時間半の自主トレ。「もう1度引き締まる思い。(結婚が)いい影響だったと思われるように自分が頑張るだけです」。表情もすでに一家の大黒柱だった。

新妻の存在が目標を上昇させた。これまで開幕投手については「目指さない人っているんですか?」と話すにとどめてきたが、今は違う。「開幕投手は『こいつで当たり前だろ』という状態より、もっと上を目指して上げていきたい。そういう気持ちはあります」。今オフはエースだった千賀が米メッツに移籍。20年に最多勝と最高勝率の2冠を獲得した石川が、投手陣の柱として期待される。21年以来2度目の大役へ、結婚発表後のギアチェンジだ。

気になる大場とのなれ初めも明かした。交流は21年8月から。大場の舞台を観に行ったことが出会いだった。大場がSKE48を卒業した22年4月以降に「少しずつ連絡取り合うようになって」。同年5月から約7カ月の交際期間を経て、22年12月にゴールイン。東京ディズニーランドのホテルで、ロマンチックな夜にプロポーズした。「一緒にいてストレスがない。付き合う前から寄り添ってくれる優しさがあった」。好きな料理は「肉じゃが、おいしかったです」と笑った。

年明け7日からは約2週間、米シアトルで自主トレした。千賀の「お化けフォーク」習得にも意欲を見せており「千賀ほどではないしタイプも少し違うけど、数値的に良かった。現段階ではいい方向。落ち幅も良くなっている」と手応え。自身の持つ「パワーカーブ」に加え、新たな武器が誕生する予感だ。調整も「投げている量は例年より確実に多い」と順調の様子。新婚パワーは計り知れない。【只松憲】

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