【ソフトバンク】甲斐拓也 世界一&3年ぶりパ制覇へ激白「栗山監督のためなら身を削ってでも」

捕球練習を行うソフトバンク甲斐(2023年1月22日撮影)

ソフトバンク甲斐拓也捕手(30)が日刊スポーツのインタビューに応じ、3年ぶりリーグ優勝と日本一を目指すチームへの思い、侍ジャパンの一員として臨む3月のWBCへの思いを語った。昨季、苦戦した打撃の立て直しにはチームの先輩である今宮の姿をヒントとして挙げ、千賀がメジャー移籍しエース不在の投手陣のけん引にも自信を見せた。

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-3月上旬にWBCが開幕するが、今の状態は

甲斐 まだなんとも言えないところはあるんですけど、そこに合わせて、そういうつもりで動いてきているので、問題はないかなと思っています。いつもよりは状態はいいと思います。

-打撃は昨季悩んだ。今年はどういうポイントを置いているか

甲斐 去年の最後の方、クライマックスシリーズなどはすごくいい感じがあった。それを継続して、今年はブレることなく続けていけたらなというふうに思っています。

-2桁本塁打のシーズンもあったが、どんなバッターが理想か

甲斐 やっぱり率を残していかないといけない。昨年の今宮さんを見ていてもね、やっぱりすごいなと思いました。ああいった打者がいるっていうのは、ものすごくバッテリーは嫌だと思う。そういったところ僕も目指していきたいです。

-嶺井の加入で刺激

甲斐 いろいろもちろん、ありますし、僕ももちろん、そこはしっかりやっていかないといけないなと思ってるので。自分に負けずに、自分に向き合って、しっかりやっていければと思います。

-千賀が抜けて投手陣の確立がポイントになる

甲斐 毎年言いますが、ピッチャー陣は頑張って投げてくれています。去年からは若いピッチャーもたくさん出てきて、若いピッチャーの力があって、優勝争いまで行けたと思っています。そして僕も含めて、若いピッチャーは去年はむちゃくちゃ悔しい思いをしている。今年に関しては、昨年の思いを出せたらなと思います。何回も言いますが、力のあるピッチャーは多いので。そこに関しては僕も思っている。(千賀の抜けた)穴という言い方はしたくないですけど、僕らは先発投手を勝たせるのが仕事なので、そういった思いでできればなと思います。

-21年東京五輪にも出場したが、WBCは特別

甲斐 メンバーを見ても、今回の大会はジャパンだけではなく、どこのチームを見てもすごい。その野球の頂点を決める大会。今までにない、ちょっとまたすごい大会だなと僕は思いますね。

-栗山監督は就任後、真っ先に甲斐の名前を挙げた

甲斐 去年のキャンプでそういうふうに言っていただいて、その時点から話をしてくれた。その期待には応えられるだけの選手になりたいなと、素直に思います。あの思いを聞いていたら。栗山監督のためなら身を削ってでもという思い。

-第2回大会を経験している城島アドバイザーとも話した

甲斐 これから涙を流す、緊張してたまらんなという話をしてくれてですね。一発勝負の野球。どこが強い、弱いではなく、何かが起こるのが野球だからという。そういった話ですかね。そういった話をできるのはうれしいし、アドバイスを聞いて間違いなく自分のものになって生きてくると思います。

-WBCでの経験を持ち帰って、チームを優勝させる1年

甲斐 僕は一緒にしてない。もちろん自分の経験というのにはなるんですが、代表は代表、シーズンはシーズンとなる。そこはチームのためにやるというのは変わらない。

-ハードなシーズンになりそう

甲斐 野球選手、ですから。そこに関しては、ありがたく思いますし、いち野球人としてはこれ以上にない1年なのかなと僕は思います。

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