鳥谷敬氏が阪神桐敷拓馬らと沖縄の病院訪問「投げている姿が子どもたちの励みに」活躍で元気づけ

文房具などを子どもたちへ贈呈した日刊スポーツ評論家の鳥谷氏(中央)。左は岡留、右は桐敷(撮影・加藤哉)

元阪神、ロッテの鳥谷敬氏(41=日刊スポーツ評論家)が8日、沖縄・南風原町の沖縄県立南部医療センター・こども医療センターを訪問した。阪神の桐敷拓馬投手(23)、岡留英貴投手(23)も参加した。

鳥谷氏が現役時代に沖縄県内で自主トレを行っていた経緯もあり、プロ2年目のオフから始めて15回目の訪問となった。

コロナ禍の影響で直接子どもたちと触れ合うことはできなかったが、オンラインで画面を通して子どもたちと会話した。岡留は「自分たちが野球をできているのが当たり前じゃないというのを強く感じた。自分たちのプレーで元気づけられるように」と話した。

鳥谷氏が21年限りで引退したこともあり、昨年から阪神の選手も参加するようになった。鳥谷氏は「子どもたちの病気と闘っている姿を実際に見てもらって、野球は1年間長いし、何か苦しい時に、ひとつの支え、その子どもたちが病気が治ってもらえるんじゃないかという思いに僕自身も助けられた部分がある。そういう部分を感じてもらえれば。(2人が)投げている姿が子どもたちの励みにもなる」と、今季1軍で活躍することで元気づけることを期待した。