【日本ハム】ドラ2金村尚真フロ1時間でプロ仕様、新ルーティンで整い初実戦1回0封2奪三振

紅白戦 2回に登板し打者を3人で抑える金村(撮影・黒川智章)

<日本ハム紅白戦>◇11日◇沖縄・名護

“フロ”仕込みのエネルギーをプロでの活躍につなげる。

日本ハムのドラフト2位金村尚真投手(22=富士大)が紅白戦(沖縄・名護)で実戦初登板し、1イニング無安打無失点、2奪三振と快投した。7日に登板したシート打撃(ライブBP)は「力んだ」と反省。前日10日はホテルの風呂に1時間入り心身ともにリフレッシュ。キャンプ中に開拓した新ルーティンを継続し、開幕1軍を狙う。

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金村が新人とは思えぬ巧みな投球で、首脳陣にアピールした。紅組2番手として2回に登板。先頭の水野相手にこの日最速の151キロをマークすると、ベテラン谷内をスライダー、伏見をスプリットで2者連続空振り三振に切って取った。「自分の持ち味はしっかり出せた。まずはほっとしてます。自分が一番自信があるのは真っすぐキレ。それをしっかり試合で出せて、ファウルもしっかり取れていたので良かった」と振り返った。

風呂場で整えたリラックス投法が生きた。7日のライブBPで「気合が入りすぎて力んだ」と反省。前日10日はホテルの風呂に1時間入り、iPad(アイパッド)でサッカーアニメ「ブルーロック」を見ながら心身ともにリフレッシュしての登板だった。「いい温度の風呂に入り自分の見たいものを見たらリラックスできた。張り切りすぎると気持ちが上がってしまう。静かに闘志を燃やした結果、自分の持ち味が出せた。継続したい」。キャンプ中に開拓した“フロ”ルーティンを生かし、開幕1軍を狙う。

三振した伏見は、捕手と打者目線で金村の印象を説明。「タイミングがとりづらい、出どころが若干見えづらい。(捕手として)何回か受けてますけど球種も多くて、いいんじゃないかと」。建山投手コーチは「多彩さやコントロールは分かっていた。どれだけ力強さが出てくるかを測りたいので、そういう点では、本当に良かった」と球威面の“1次テスト”もクリアした。

地元沖縄での“凱旋(がいせん)”快投だ。「友達も来てましたし、親も多分来ていたので、たくさん点を取られないでよかった」。2種のカーブ、チェンジアップなど七色のボールを使い分け打者心理を惑わす“湯けむり投法”で、売り込んでいく。【永野高輔】