【阪神】ドラ6富田蓮が1軍昇格前進 岡田監督「まあ、もうちょっとしたら分かるわ」1回無失点

紅白戦 9回に登板した富田(撮影・上山淳一)

<阪神紅白戦>◇12日◇沖縄・宜野座

阪神ドラフト6位の最速147キロ左腕、富田蓮投手(21=三菱自動車岡崎)が1軍昇格に大きく前進した。

2軍から招集され、1、2軍合同紅白戦の9回に登板。緩急を生かした投球で1回を1安打無失点に抑える快投デビューを飾った。 7500人の虎党に富田の名を売った。先頭遠藤を1球で左邪飛に仕留めると、その後も140キロ台の直球とカーブやチェンジアップなど、120キロ台の変化球を巧みに操り、打者を手玉に取った。「変化球でも自分の思ったところに投げられたし、ランナーが出た状態でも慌てず自分のピッチングができた。そこはよかった」と充実の表情だ。 昨年10月のU23W杯では最優秀投手賞と先発投手部門のベストナインを獲得し、2度目の優勝に貢献。前評判通りの力投に、岡田監督もほおを緩ませた。「いや良かったよな。いつでもストライク取れるような感じやし。(この日2軍から派遣された投手で)一番安定してたんは富田と思うよ」。今後についても「もうちょっとしたら分かるわ」と14日から始まる第4クールでの1軍昇格を示唆。与えられた1イニングで、指揮官の心をつかんだ。 広島岩本スコアラーは「これなら(1軍に)上がってくるだろうと思いながら、準備しとかないといけない投手」と警戒を強めた。それでも富田は引き締めた。「この時期から振れている打者が多い。そういう選手に力負けしないように、やれることを突き詰めてやっていきたい」。実戦派の新人左腕が、逆転開幕1軍へ突き進む。【波部俊之介】

◆富田蓮(とみだ・れん)2001年(平13)9月6日生まれ、岐阜県出身。大垣商から三菱自動車岡崎を経て、22年ドラフト6位で阪神入団。昨年10月のU23W杯では、最優秀投手賞と先発投手部門ベストナインの2冠を獲得し、世界一に貢献した。174センチ、78キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸750万円

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