WBC日本代表の阪神湯浅京己投手(23)が沖縄・宜野座キャンプでインタビューに応じ、米国で開催される準決勝、決勝の登板を熱望した。抜群のマウンド度胸を武器に、昨季はセットアッパーで大ブレーク。アウェーの雰囲気を歓迎し、世界の舞台でも強心臓を見せつける。【取材・構成=波部俊之介】
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-WBCが近づいてきた実感は
「全然ないです(笑い)」
-今の心境は
「(不安な気持ちは)ないと思います」
-侍ジャパンとして出たいなと思った時期は
「去年のこの時期(2月)ですね。目標として今年のWBCというのはずっと思っていました」
-出るためにもシーズンを頑張ろうと思った
「そういうわけではないですけど、自分の中で目標を1つ1つクリアした結果。やっているからには誰もが出たいと思うじゃないですか。何の実績もなかったですけど、自分の中でそういう目標を持っていました」
-WBCに向けての準備は昨年11月の強化試合から
「あの時はシーズン後で、あまり状態が良くない中でやっていたので、ボールとかいろいろ、感覚の面でしっかり確かめられればいいなぐらいの気持ちでやっていました。その時期に比べたら今の方が全然感覚よく全部のボールを投げられている。あの時期からあのボール(大会公式球)でやっていますし、準備はできていると思います」
-WBCについて先輩から話を聞いたりはしたか
「ボールが滑るので、岩田(稔)さんに前回出たときの対策とかを聞いたりはしました」
-大勢と一緒のチームでやるのは楽しみ
「そうですね、一緒にやるのは楽しみですし、本当に刺激し合えるライバル。同級生でもあって、良い存在です」
-球数制限があってイニング途中、走者が残っている場面での登板も有り得る
「想定した上でいろいろ考えながらやっていますし、そういう場面でもいける準備、心の準備をしながらやっていきたいと思っています」
-普段走者がいる場面での登板は
「全然嫌ではないです。プレッシャーとかはないですけど、やっぱり(走者を)かえしたくない気持ちは普段よりは強いです」
-ギアが上がる
「そうですね」
-昨季のクライマックスシリーズDeNA戦で2戦2セーブの経験が国際舞台でも生きる
「ああいう経験を2試合できたことは自分にとってプラスですし、そういう展開で投げるとなったらやっぱり生きてくる。ありがたい経験をさせてもらった」
-栗山監督から求められている役割は
「直接何も言われてないですし、どういう場面で起用されるかは分からないですけど、どう使われても自分の中で準備して、それに応えられれば」
-WBC球の扱いづらさ
「1球1球結構違う。9日にシート(打撃)で、原口さんに投げた時と、海吏(島田)さんに投げた時の新球も違う。海吏さんの時はしっくり来ていたんですけど、原口さんの時は(ボールが)でかくて滑る感じがして。1球、1球全然違うと改めて感じました」
-WBC球は普段から触るようにしている
「触らないですね。逆にあれよりでかいボールを持っていた方がいいかなと。小さく感じるように。違うボール持ったりしています。小さいバスケットボールみたいな(ボール)。あれを握った後に握ったら小さく感じるので」
-マウンドに立つ姿を想像できるか
「できていないですね(笑い)。でも、見に行った時にいずれはあそこで投げたい、出たいとかはめちゃくちゃ思っていたので。WBCで東京ドームで投げるということは小学生の頃からの目標でしたし、感慨深いです」
-準決勝以降の米国ラウンドは大半が海外のファンになりそう
「投げたい気持ちはめちゃくちゃあります。そういう完全アウェーな場所で」
-それこそ、CSのDeNA戦
「あれやばかったですよね。ほんまに。でも、あれ以上だと思うので楽しみですね」
-そういうところで燃えるタイプ
「燃えると思います、はい(笑い)」