【MY WBC】必死だった小松聖「根本的な技術不足」輝き取り戻せず苦くも思い出深い09年

WBC強化試合 日本対オーストラリア 投球する小松聖(2009年2月24日撮影)

<MY WBC オリックス編>

キャンプインから球春到来。6年ぶりの「世界一決定戦」、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕も約1カ月後に迫ります。侍ジャパンへのエールを込め、「MY WBC」を紹介します。

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抜群の成績を残し09年WBCで代表入りしたオリックス小松聖アマスカウト(41)は必死だったという。前年に15勝3敗と大活躍したが、オフから状態が上がらない。2月下旬の強化試合は4失点。だが本大会では意地を見せた。7試合目で訪れた初登板は第2ラウンドの韓国戦。3回途中で登板し、金泰均を空振り三振。2回1/3無失点、5奪三振で勝利に貢献した。

「とにかく興奮していました。打たれたら…とかはなかった。ただ阿部(慎之助)さんのミットめがけて投げていました」

ただ状態は戻っていなかった。そのシーズン、1勝9敗に沈んだ。08年の輝きは取り戻せなかった。まさかの大不振は「WBCのせい」とも言われた。「それは全然違いますね。ただの根本的な技術不足。ボールの問題でもない。日本のボールは投げやすいですから」と強調した。苦くも、思い出深い09年だった。

今回は後輩3投手が選ばれている。「あの時は帰国時の歓声がすごかった。日本国中が注目する大会。ぜひベストを尽くして、日本に元気を与えてほしいですね」と活躍を願った。【柏原誠】