【阪神】ドラ1森下翔太、青柳&伊藤将相手にフルスイング 岡田監督も満足「たいしたもんや」

フリー打撃でビーズリー(手前)から森下は中飛に打ち取られる(撮影・上山淳一)

ほんまもんや! 阪神ドラフト1位の森下翔太外野手(22=中大)が、青柳と伊藤将の両輪にフルスイングで対抗し、6打数3安打の好結果を出した。

16日、沖縄・宜野座キャンプで実戦形式の打撃練習に参加。実績十分のエース格との対戦で対応力の高さを見せた。岡田彰布監督(65)も絶賛し、開幕前哨戦となる18日DeNA戦(宜野座)のスタメン右翼起用を即決。開幕右翼の最有力候補が一気にチャンスをモノにする勢いだ。

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本当にルーキーなのか。森下は臆せず、チームが誇るエース格にフルスイングで対抗した。実戦形式の打撃練習でいきなり対峙(たいじ)したのは、昨季の3冠右腕青柳だ。第1打席は冷静に見極めて四球出塁。第2打席はややタイミングを外されたが、芯でとらえて左翼線後方に運び、あと少しで柵越えという大きな左飛を打ち上げた。「1打席目は自分なりにしっかり見極められたかなと思います」。セ界の各打者が苦戦するサブマリンに大きな爪痕を残し、納得の表情だ。

お次は2年間で19勝の左腕、伊藤将だ。今度は深い懐で144キロの直球を強振し、強烈なゴロで三遊間を突破。第4打席は左腕の変化球に反応し、技ありで中前に運んだ。今季のセットアッパー候補、K・ケラーの153キロの直球は持ち味の広角打法で仕留め、右中間を破る二塁打。ビーズリーには2打席抑えられたが「球はしっかり見られている。継続しつつ、芯に当てられる打撃をやっていきたい」と手応えをつかんだ。

英才教育の一環で左右のエース格をマッチアップした岡田監督も満足の笑顔だ。「映像よりええな(笑い)。ネクストで投手の球のタイミングを合わすことも自分なりにやっとる。俺、何も言うてないよ、はっきり言うて。大したもんやと思ったな」。準備も含め、新人らしからぬ落ち着きも高い評価ポイントだった。

他球団007も身を乗り出した。巨人樽見スコアラーは「打席内でうまくタイミング取っている。ビッグスイングが一番の特徴だけど、打席内での工夫がある程度できる」と豪快さだけでなく、クレバーさも備えた打撃に警戒感を強めた。

岡田監督は、右翼争いの最有力候補と再確認。「頭から出すよ」と18日のDeNA戦に、対外試合初のスタメン右翼で起用する考えを明かした。右足肉離れも完治させ、この日は1軍で初めてフルメニューを消化。それでも背番号1は地に足をつけていた。「スタートラインに立ったぐらいだと思っている。ここから1軍の外野陣と競争していかないといけない」。18日は3月31日の開幕前哨戦。「DeNAの試合はしっかり結果を残したい」。自慢の豪打で一気に右翼バトルを抜け出す意気込みだ。【三宅ひとみ】

▽DeNA新沼アナリスト(森下について) 遠くに飛ばせる能力がある。しっかり振っている割に、どの球種、球速にもスイングが仕掛けられる点に驚かされた。自分のポイントで打てればという点では佐藤輝と同じ(ような長打が見込める)。

▽広島岩本スコアラー しっかり強く振れることがすごい。(打席でホームベースから)離れている中でもある程度対応できている。

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