<練習試合:阪神2-2DeNA>◇18日◇沖縄・宜野座
阪神ドラフト1位の森下翔太外野手(22=中大)が、打席内容を岡田彰布監督(65)から絶賛された。18日、開幕戦の前哨戦となるDeNAとの練習試合に「7番・右翼」で初めてスタメン出場。第1打席は粘って四球を選択する選球眼の良さを見せた。さらに、第2打席は変化球にしっかり対応し、対外試合初安打。フル出場も果たし、右翼レギュラー奪取へ大きく前進した。
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今季最大の1万人が駆けつけた宜野座で、森下は第1打席から大物感を漂わせた。カウント1-2と追い込まれながらも、3球連続できわどいボールをしっかり見極め、四球で出塁。チームもその流れに乗り、自らホームインして先制点に絡んだ。「自分の打つべき球じゃないと判断して見逃せた」と納得顔の打席だった。
岡田監督が注目したのが、この1打席目だった。「ああいう四球を選ぶとかな。追い込まれて変化球の対応とかな、見てると使おかなという気にはなるやんか。そういうことやん。俺がどうこう言う問題やない」。ルーキーとは思えない対応力と打席での立ち居振る舞いに太鼓判を押した。
Hランプをともしたのは5回の第2打席だ。1ボールから2番手阪口のカットボールにバットをへし折られるも、冷静だった。「投手が変化球が結構多い印象だったので、まっすぐを張りながら変化球もしっかり軌道を見て対応しようと思っていた」。直後の3球目。122キロのスライダーを強振し、中前打で対外試合初となる安打を記録した。
右足の肉離れで2軍スタートたっだが、毎クールごとにメニューこなしていき、地道に調整を続けてきた。右翼守備では、中堅を守った近本と積極的に連係をとる姿も目立った。「体としては全然問題なく、今日1日はしっかりできた」。フル出場も果たし、状態も問題ない。
岡田監督好みの打席での立ち振る舞いに、パワフルな打撃。目指している開幕スタメンへ1歩ずつ前進していることは間違いない。「エース格からしっかり打ち返せる準備を怠らずに、まずは開幕スタメンとれるように、今日がつながるように頑張りたい」。慢心せず、地に足をつけていた。【三宅ひとみ】
▽DeNA三浦監督(阪神森下に)「思い切りのいい選手なんでね。力のあるスイングもしていた。実際、今日初めて見たので、対戦しながら、アナリストと相談しながら対策を立てていきたい」
○…激しい外野定位置争いの中、3番・左翼でスタメン出場した高山はフル出場も4打数無安打に終わった。3回2点先制し、なおも2死一塁でDeNA上茶谷の前に遊飛に倒れた。5回の近本の代走から途中出場した井上も四球を1つ選んだが快音は残せなかった。岡田監督は「ゲームの中でどんな打撃ができるかやからな、結局は」と、結果だけでなく内容も見極める。