<練習試合:阪神10-0サムスン>◇19日◇沖縄・宜野座
そら“新人王超え”よ-。阪神ドラフト1位の森下翔太外野手(22=中大)が、プロ初タイムリー&マルチ安打と躍動した。
サムスンとの練習試合の5回に、代打で途中出場。「積極性っていうのは変えずに打席に立ちました」と、第1打席は三邪飛に倒れたが、7回無死二塁では変化球を左前へ。打者一巡して迎えた2死三塁では、高め直球を痛烈に再び左前にはじき返した。1イニング2本目のヒットで、チームの10得点目をたたき出した。
結果を残しても一喜一憂しない。2安打とも捉えた当たりに見えたが、「結果的にはヒットになったんですけど、打ち損じた打球だったかな」と笑顔はない。この日4安打を放った9番木浪がチャンスメークを連発。「木浪さんがずっと前でランナーを出してつないでくれたので、すごい楽に打席に立てた。そこも打てた要因かなと思います」と冷静に振り返った。
岡田監督も自慢のドラフト1位に最大級の賛辞を送った。紅白戦を含め、実戦5試合の出場で9打数4安打、打率4割4分4厘と新人離れした活躍をみせるホープについて、「予想を上回ってるな。だから俺が(プロに)入ったら時よりも数段上やな」と感嘆し、「打つもんは使わなしょうがないやん」と言い切った。新人王を獲得した自らの1年目と比較し、能力の高さにほれ込んだ。
報道陣から指揮官のコメントを伝え聞いた森下は「新人の頃はすごくても、何年も続けて活躍し続けないと意味がない。スタートダッシュを切った上で、その結果が持続するように、いろいろ自分の中でも模索しながら頑張りたい」。右足の肉離れでキャンプ序盤は出遅れたものの、打席に立つごとに評価はグングン上昇中。“新人王超え”へ、1年目から暴れまくる。【古財稜明】